医療からセルフケアまで各脱毛法の特徴をご案内
セルフケアによる脱毛
毛抜き
メリット:簡単、セルフケア脱毛の中でもかなりの安価商品
デメリット:肌ダメージが大きい。長期的な利用で肌の審美性を損なう可能性大。
数本の毛を抜く行為であれば最も手軽な脱毛法ですが、皮膚へのダメージが強く日常的に行うと色素沈着などを起こす可能性が高いため美的要素を整えるために行う目的として脱毛をしている場合は肌の審美性を損なう可能性が高くなるため推奨できない脱毛法です。
どうしても、気になる毛がある場合はお風呂上りや該当部位を洗った後に蒸しタオルなど清潔かつ毛穴が開いた状態で毛の生えている方向に沿ってゆっくりと引き抜いてください。
カミソリ
メリット:安価な脱毛商品の一つ、部位によっては早くムダ毛処理もできる。
デメリット:肌ダメージあり。適切な管理をしないと不衛生の可能性。
こちらも代表的なセルフケア脱毛の一つです。毛抜きよりも広範囲に早くムダ毛処理が出来るのが魅力です。
ただ、こちらもカミソリ負けしてしまう人が一定数いるように肌へのダメージは少ないとは言えません。また、入浴中に行う人も多いかもしれませんが肌がふやけていてダメージを与えやすい状況ですので入浴中のカミソリは避けてください。カミソリの保管もお風呂場などの湿気の高い所に置いたままにせず、使用後は乾燥させる様にしましょう。湿気の高いところでの保管は視認できないレベルで刃がサビついたりして不衛生で危険な使用となります。
利用する場合は清潔な状態でワセリンなど保湿し、なじませた後に毛の流れに併せて剃ってください。逆剃りは肌ダメージが強くなります。毛深い人など処置頻度が高い方ほど別の脱毛法が推奨されます。
電気カミソリ
メリット:セルフケアの中では肌ダメージが少ない。
デメリット:機器によっては高価。流行り・廃りで買い替えを求められることも。
セルフケアの中では電気カミソリが肌ダメージを抑えられていて、自己処理の中では推奨できる脱毛法です。
ただ、最終的には自分の肌質・毛質との相性がありますし、随時新商品が出てくるため相性の良い商品であっても換え刃などお気に入りの商品がいつまでも取り扱ってくれる保証が無いため一定周期で商品の見直しを求められる可能性があります。
テープタイプ
メリット:視覚的な気持ちよさ?
デメリット:肌ダメージ高い(痛い)
ワックスやその他の粘着質をテープにして該当部位に貼り、一気に引き剥がします。粘着質が高ければ赤く腫れたりもするでしょうから肌ダメージは高い脱毛法です。私の価値観ではメリットはそれほど見出せないのですが「カミソリ負けよりかは良い」と思う人や抜けた毛を見て充実感を感じたり、ダメージが痛気持ち良いと感じるような方々に需要があるのかもしれませんね。
ワックス
メリット:テープより小さい部位にも対応
デメリット:肌ダメージ高い(痛い)、準備に手間がかかる場合も
テープではなく容器に入っているワックスを直接肌へ塗り、乾いた後にはがします。指など小さい部位などではテープよりも処置はしやすいでしょう(テープも小さく切れば可能ですが)。引き剥がす行為がある以上肌へのダメージは高いですし、商品によっては温めて柔らかくしてから使用するケースもあり手間がかかる場合もあります。
除毛クリーム
メリット:広範囲の除毛に対応
デメリット:パッチテスト必須で時間がかかる。効果を感じない人も。
こちらも個人的にはどんな魅力があるのだろうと思う種類です。この脱毛法は「毛を溶かす」ので当然肌も…という考えを持つのは不思議ではありません。もちろん商品として出回っているので大変危険と言うわけではありませんが、ほとんどの商品は「毎回テスト後の利用(パッチテスト)を求めています」
このためテストの反応を見てからと言うことになるので正しい使用法に従う場合では結構な時間がかかります。「1回平気なら後も大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、メーカーが毎回のテストを求めている以上はその日の体調では合わないと言う可能性はゼロでは無いのです。肌に合わなかった口コミも当然ありますし、効果を感じない口コミもあります。色素沈着は接触行為で起きる可能性が高まるので「ハケで塗る」行為も定期的に行う以上、カミソリなどと同様でこの点のデメリットは変わらないんじゃないでしょうか。
広告表現などの何かの付加価値で魅力に思って使用しているのであれば、本質の部分を見て今一度自分の求めている商品であるか再検討してみるのも良いのではないでしょうか。
除毛石鹸
メリット:発毛を抑える?
デメリット:情報不足、粗悪品もある恐れ
今ある毛が抜けるとかではなく使用し続けることで「毛が生えなくなる」などの触れ込みをした石鹸商品が複数見られます。
効果ある・なしの口コミなどは見られますが大手メーカーが出している状況ではなく、毛が抜ける根拠の情報などもみつけるのが難しい状態ですので商品によっては真偽自体が不明で現状では安定性のかけた商品となります。
エステサロンの脱毛
光脱毛・IPL脱毛
メリット:キャンペーンメニューが安価
デメリット:永久脱毛ではない、時間がかかる。
エステの脱毛で最も多い脱毛タイプで機器による光線の熱を利用して減毛していきます。減毛と言う言葉の通り、毛が少なくなるのであって永久脱毛にはなりません。時間が経てばまた生える可能性があります。
近年は価格競争が激しくなりすぎて、初回の料金やパッと見だけが安く感じる表示が目立ってきているのでお気をつけください。完了までには2・3年とかかりますし、その後も定期的に通わなければならないケースも十分ありますので完了までの総額コストの点では医療レーザー脱毛と大きな差がなくなってきています。
電気脱毛・ニードル脱毛
メリット:エステの中では効果が高い
デメリット:危険性が高い、高価、違法性の指摘
処置の仕方は後述する医療の絶縁針脱毛と似ていて毛穴に差込み脱毛処理をしていきます。
毛根部の特定の細胞まで破壊している可能性が高く、その場合は法律違反となり常々違法性が指摘されています。対象が目視では確認できないレベルで立証が困難なことから現状でも行われていますがエステ脱毛の火傷トラブルの報告は圧倒的にこのタイプであることが多いことが国民生活センターより報告されているのが現状です。
有罪になっていないからといってこのようなリスクの高い処置方法を続けていることは一個人としては非常に不可解な印象を持っているため特に気をつけていただきたい脱毛法だと思っています。
ワックス脱毛(ブラジリアンワックス)
メリット:エステでは明確に適法な処置方法
デメリット:肌ダメージあり(痛い)
ワックス成分の違いはあるでしょうが処置方法はセルフケアのワックス脱毛をお店でやってもらう形です。付加価値としてその他の美容ケアなどもある場合があります。
前述した光脱毛・電気脱毛は機器による毛の細胞を破壊する恐れがあるため違法性を指摘されているわけですがワックス脱毛はアナログ処置になるためエステサロンの行う脱毛法としては健全な脱毛となっています。
それでも主流の脱毛となっていないことから価格面では劣る印象があったり、スタッフ技術によっては非常に痛い結果を招くこともあり動画ではワックスをはがした後に血がにじむシーンなども見たことがあるため、そういうケースを見た後だと怖く感じることもあるかもしれません。
医療機関の脱毛
絶縁針脱毛
メリット:高い永久脱毛効果、白髪なども処置が可能
デメリット:高価、希望範囲が広い場合は非現実的な価格帯
特殊な針を毛穴に差込み熱を通電し毛の細胞を処理していきます。1本ずつ行うため確実性は高いですが時間と丁寧な作業を要するため高価な価格帯となっています。
脚や全身脱毛など範囲が広い場合では価格が跳ね上がり現実的な価格帯ではないことから広い範囲を希望する場合は「医療レーザー脱毛を行ってからまだ気になる場所がある場合に絶縁針脱毛」という流れの方がこだわりの強い方でもコストと時間を抑えた利用法となります。
通常利用では小さい部位や、白髪、数本だけ長くて気になる毛などの処置に向いているのではないでしょうか。
医療レーザー脱毛
メリット:永久脱毛も可能、完了目安は全脱毛法で最速レベル
デメリット:レーザーによって効果の差、医療機関によって価格差あり
医療機関の主流な脱毛法です。現状の脱毛法では最も早く永久脱毛が期待できます。
価格も脱毛を専門的にやっているところであれば利用しやすい価格帯になってきて利用しやすい状況にまでなってきています。 ただし、通常治療のおまけ的にやっているようなところでは昔のイメージのままの高い価格設定となっているところがあるので必ず確認するようにしましょう。
マリアクリニックではすべてが最安とはいかなくてもコースによってエリアで一番と思えるコースもご用意していますし、平均価格よりはお手頃な料金設定と満足度の高いご対応でおもてなしいたします。